不動産を売るときのコツ【不定期更新シリーズ】不動産一括査定サイトを使うときの注意点 三つ

便利だけど万能ではない一括査定サイト

 こんばんは。Googleアップデートがあってもなんのその、コツコツと記事を積み重ねる修行僧です。(`・ω・´)ゞ

 アップデートされても元々そんなに数字を稼いでいるブログではないのでほぼダメージがないというのが正直なところです(´;︵;`)

 現在は羽村、福生、青梅を中心に不動産業者の営業マンとして活動していますが、流行りの一括査定サイト経由からの相談メールは毎日一件ぐらいのペースで来ます。

 ご自宅の「価格」を知りたいというのもあれば、「のっぴきならない事情」でという方もいますね。

 ただ単に価格を知りたいだけならいいかもしれませんが今回は「本気」で売却を考えている方向けに修行僧が考える【一括査定サイトの注意点】を三つに絞って書いてみたいと思います。

一括査定サイトの注意点 一つ目

依頼して出てくる数字は過去の成約事例の平均値である(;・∀・)

 修行僧のような不動産業者は国土交通省の不動産流通システムを使うことができます。これを業者では「レインズ」と言いますね。業者でなくても知ってる人がいるぐらいです(笑)

 このレインズは物件検索機能に「成約事例検索」という便利な機能があります。この機能を使って業者は価格を出しています。他にも売却価格を算出するソフトがあります。

 注意点はこの価格が「過去の数字」であるということです。あくまでも過去の結果においての平均値であります。ということは今後の「未来についてはどうなるかはわからない」ということです。

 また、提示される価格が「平均値」であるということも見逃してはなりません。平均値を構成する数字の中に「異常な数字」”極端に高かったり、極端に低かったり”があると平均値もその数字に影響されます。

 提示される金額の中に、極端に高値を出してくる会社がたまにあります。それは意図的に、極端な価格の高い成約物件を構成要素に入れて全体の数字を吊り上げることを目的にしています。

 以上の点から提示される金額はあくまでも目安程度にしか使えないということを肝に銘じておく必要があります。

一括査定サイトの注意点 二つ目

ただ単に媒介契約を取りたいだけの会社もある

 上記でも記述しましたが極端に高額な金額を提示する会社がたまにあります。これは依頼者の「物件を売ること」よりも「物件を宣伝」に使おうという意図を感じます。

 もちろん、これは商売として当然のことですから否定しません。むしろその相乗効果で依頼者の物件が売れることもありますからね。

 問題なのは、売却を依頼した後の過程にあったりします。極端に高い金額で「売却活動」をしていくわけですから相場を知っている業者からするとその物件は購入希望のお客様に紹介しない物件になります。

 購入希望者も紹介する業者もその地域の相場を頭に入れて「物件探し」をします。勿論、希望する金額等もありますが、極端に逸脱した金額の物件は目立つだけで興味本位のお客様しか呼べません。絶対とは言いませんが、、、(´・ω・`)

 当然、物件を見に行くお客様はだんだんに減り、1年、2年、3年と時間もかかり、徐々に「売れないから金額を下げましょう」と言われ、気づいたら提示金額の半額ぐらいになってやっと売れたということをやる業者もいます。

 お客様が自発的に売却金額などを設定していれば話は違いますが、それでも現実的な「相場」の話はするべきだと思うのが修行僧の意見です。

ですから、「極端に高い金額を提示してくる業者には要注意」です。

一括査定サイトの注意点 三つ目

不動産という商品の特徴を理解しておく(´・ω・`)

 不動産というのは一つとして「同じもの」はありません。ということは依頼者の不動産にはその不動産にだけ当てはまる「価格」があるということです。

 土地であれば道路一本挟んだだけで状況が変化します。建物があるのであればその建物は使えるのかどうか、マンションなら管理状況、コミュニティの環境、修繕積立金の状況などなどです。

 さらに付け加えると、価格構成の中には今までの「思い入れ」も入ってきます。

 サイト上ではあくまでも簡易的な査定ですから、本気で売りたいなら実際に物件を業者さんに見てもらうことが必要になります。

 物件の価格は外部的な要因だけでなく、内部的な要因によっても考慮されるわけですから、査定サイトで提示された数字で「売れるんだ」と早とちりしないほうがいいということです。

まとめ

 以上が「修行僧が考える一括査定サイトの注意点 三つ」でした。もう一度書きますと、、、、

①提示される金額は「平均値」であること。

②極端に高い金額を提示する会社は媒介を結びたいだけかもしれないこと。

③不動産は同一のものがないという特徴を理解すること。

以上のことを頭に入れておくと役に立つ、、、かもしれませんよ。(笑)

もし今回のことでご質問があれば以下のメールアドレスにメールをくださればお答えできるものはお答えします。↓

readingskills.system@gmail.com

※ただいまお問合せフォームを作成中ですが、作業が難航しています。

それではまた今度(^^)/~~~